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金利と家計のかかわり

家計に大きな影響を及ぼす金利。
金利とはそもそも何でしょうか。
その変動は家計に、またライフプランにどんな影響を及ぼすのでしょうか。
見てみましょう。

■この記事で学べること



■金利の種類

取引期間

名称 取引期間
長期金利 取引期間1年以上
短期金利 取引期間1年未満

金利条件

名称 特徴
固定金利 当初の利率が適用期間中ずっと続く
変動金利 金利情勢により定期的に適用利率が変動する

■金利とはなにか

金利とは、資金の借り手が貸し手に支払う料金のことで、利子または利息と言います。
また、元金に対する賃借料の割合を指して用いられることもあります。
いずれにしても金利は、お金の貸し借りの値段といえます。


■金利はどう決まるのか

➀借入

消費者金融から自動車ローン、住宅ローンに至るまで、借り入れられる場面はたくさんあります。
借入の金利は主に、借入先・信用・政策金利によって決まります。
消費者金融など借入の審査が緩いところの金利は高くなりがちです。
また、担保がないなど金融会社からしてリスクの高い貸し出しも同様に、金利が高くなります。
逆に使途が限定されたローンや、銀行から直接資金を借り入れるなど厳しい審査を通ることで金利を抑え、長期的に見て余分な費用を最小限に抑えることが可能になります。
政策金利の影響を受けやすいのは住宅ローンで、政策金利が低下すると住宅ローンの金利も低下することになります。
したがって同じ額ならより資産価値の高いものを、資産価値が同じならより安く手に入れることができます。


➁預入

主に預金などがあげられます。
預入時の金利は政策金利の影響を強く受けます。
政策金利が低下すると銀行が日銀へ預け入れる際の金利も低下するため、銀行は預金者の金利を下げざるを得なくなります。
そのような場合、定期預金・普通預金ともに預金金利は低下するでしょう。


■家計とどんな関係にあるか

金利の動向は家計の資産運用に大きな影響を及ぼします。
仮に定期預金利率が2%だったとすると、1000万円を預金すれば20万円の利益を得ることができます。
しかし0.02%の場合、利益は2000円にしかなりません。
(いずれも税金を考慮していません)
債券の利回りも政策金利の影響を強く受けますから、資産運用する場合は株式や投資信託の比率を高める必要が生じるでしょう。


■ライフプランに及ぼす影響

➀住宅の購入

住宅の購入を検討している場合、金利の低下はローンを組むチャンスであるといえるでしょう。
金利が1%違うだけで、購入できる住宅の価格は大きく変わるからです。
仮に金利1.5%で5000万円を35年固定金利で借り入れる場合、総返済額は6430万円となり、月額15万3000円の返済となります。
しかし金利が2.5%になると、総返済額は7503万円となり、月額17万9000円の返済となります。
金利低下時が住宅購入のチャンスであることが分かるのではないでしょうか。
ただし金利低下時は景気が良くない時期でもあります。
余裕を持った借入を心がけましょう。

詳しく調べてみるのはいかがですか
▶ 住宅ローンを組む前に考えておきたい4つのこと


➁資産運用

金利が低下すると、預金利率が大幅に低下します。
また債券など比較的リスクの低い金融商品の利回りも低下します。
そのため一定の利回りを確保しようとする場合、ある程度のリスクを取り株式や債券の比率を高める必要が生じるでしょう。
計画した利回りや運用益を達成できないことが予想される場合、ライフプランの見直しをする必要も生じるでしょう。


■まとめ

金利が家計やライフプランに大きな影響を及ぼすことが分かりました。
ニュースでそれらの情報を目にした際、家計に影響がある情報としてとらえ、いまどんな行動が最適なのか考えるようにしましょう。
それらをもとに家計をコントロールすることで、無駄な支出を抑え、堅実でより豊かな家計運営を行うことができるでしょう。


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