このあいだ娘に、なんで貯金しなきゃいけないの?て言われたのよね。
うまく説明できなくて…
なかなか難しいことを聞かれたね。
なぜ貯蓄が大切なのか、それにこだわり過ぎるとどんなデメリットが生じるか一緒に見ていこうか。
そうね!お願いします!
貯蓄のメリット
貯蓄をすることで、家計にとって様々なメリットがあります。
どんなメリットがあるか、見てみましょう。
不測の事態に備えることができる
貯蓄があることで、事故や病気など、不測の事態に備えることができます。
治療費などに加え、収入減が絶たれてしまった場合に貯蓄は心強いものとなります。
また十分な貯蓄があればなにかがあってもそれを取り崩せばよいので、高額の保険に入り続ける必要もなくなります。
月々の出費を抑えることができ、必然的に貯蓄しやすい家計になるでしょう。
効率的に資産を増やせる
貯蓄を資産運用に振り分けるなら、より効率的に資産を増やすこともできます。
お金は使ってしまえば増えることはありません。
しかし運用することでそれは1年に数%ずつ増えていきます。
例えば年利5%で複利運用(利息を受け取らずに再投資に充てる)した場合、15年後にはその資産は2倍、30年後には4倍以上になるのです。
お金に働いてもらう、理想的な家計を実現することができるでしょう。
将来の出費に備えられる
住宅や自動車、教育資金など、人生には大きな出費がつきものです。
子供ができる前から教育資金を貯めておくなら、いざその時がきても慌てずにすむでしょう。
住宅を購入するにしても、ある程度の頭金があれば購入の選択肢が広がります。
ある程度の貯蓄をしておくことで、チャンスを逃すことなく行動できるでしょう。
安心して生活できる
貯蓄があると、失業や収入の減少に直面しても慌てることなく事態に向き合うことができます。
また、予想外の出費にも慌てずに済みます。
生活防衛資金として3か月、できれば6か月の生活費を貯蓄することが推奨されています、
それらをすぐに引き出せる形にしておくことで生活の立て直しが容易になり、安心して生活することができるでしょう。
貯蓄にこだわり過ぎることのデメリット
貯蓄が行き過ぎてしまうと、貯蓄することが目的となり人生を楽しむことができなくなります。
過度の節約はプレッシャーになり、精神的また身体的な健康に影響を及ぼす場合も少なくありません。
使うところは使う、抑えるところは抑える、といったバランスを意識しましょう。
またもともと貯蓄が苦手な人が貯蓄を始める場合、最初に無理すると長続きしないことが少なくありません。
自分がどの分野の出費を抑えられるのか、どの分野の出費は変えないのかを考えましょう。
行き過ぎた貯蓄は長続きせず、結果的に悪い結果につながってしまう可能性があることを念頭に置くようにしましょう。
家計での現金貯蓄の目安
家計として現金を幾らくらい持っておけば安心でしょうか。
一般的に生活防衛資金として3か月、できれば6か月の生活費を目安にすると良いと言われています。
またそれに加えて大掛かりな出費が計画されている場合は、6か月前までにその資金を現金で準備しておきましょう。
計画的に資金を準備しておくことで、直前に不測の事態が生じても焦らずに行動できるでしょう。
人生設計とのバランス
あまりに貯蓄に固執すると、息苦しくなっていくかもしれません。
貯蓄や投資以外にもお金を生かす方法はたくさんあります。
資格などの勉強をすることでスキルを上げることができるでしょうか。
自分自身の価値を高めることで、より収入を上げたり独立して事業を始めたりできるかもしれません。
旅行に行くことで様々な体験をしたり、国際感覚を身に着けたりすることができるでしょうか。
その体験は大きな資産となります。
貯蓄に励むあまりお金を使うことができなくなる、という本末転倒なことになるのは避け、より豊かな生活のための投資を惜しまないようにしましょう。
まとめ
貯蓄が大切な理由がよく分かったのではないでしょうか。
貯蓄をしながらも現在の生活を犠牲にしないようにしましょう。
また、将来への投資を抑えることがないようにしましょう。
貯蓄に対してバランスの取れた見方をすることで、より豊かな生活を送ることができるでしょう。
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